本論文では、他者へのケアと同調圧力が個人の自律性を制約するという日本社会の特徴と、「過剰なケア」が不寛容を生み出す可能性を示し、包摂的な社会におけるケア・リテラシーの重要性を指摘しました。
Hiroko Costantini, Misato Nihei, Takazumi Ono, Caring without Tolerance: Care Literacy as an Enabler of an Inclusive Society, Social Sciences 13, no. 7: 369, 2024.