二瓶研究室 / 生活システム工学 / Well-being Engineering Lab.

東京大学 大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 / 工学部 機械情報工学科


VISION

field1

OUR VISION

少子高齢化、人口減の進む日本は、世界で一番の超高齢国になっている。他の先進諸国でも、日本の後を追って高齢化が進展していくことが確実視されており、日本がどのように新しい国づくりをしていくか、世界の注目を浴びている。日本は技術立国といわれ、世界有数のメーカが多数存在し、工学技術・ものづくりをベースとした対処が期待されている。
このような背景の下で、当研究室では、社会の変革にあわせて変化する人間の生活を、生活の質の観点からとらえ、生活に関連するすべての学問の知見を総合し、新たな支援技術の開発から、社会システム・まちづくりの領域まで、幅広い取り組みを行っており、学術の進展と社会への貢献をはかることを目的としている。
研究内容は、支援技術に関する設計論、解析・モデリング、機器開発および支援機器のデザイン、さらには新しいコンセプトのモビリティの社会実装やまちづくりなど、広範囲にわたる。人間の行動や運動・認知・生理・心理特性の理解やヒューマンインタラクションの研究を実施しており、大学研究室内にとどまらず、現場に出て行ってフィールドベースの研究やアクションリサーチと呼ばれるような社会実験なども行っている。特に、社会に役立つ実学の実践と、それをもとにした学問・学術の体系化を目指している。
研究活動の実施においては、他機関との連携も数多く、学内の高齢社会総合研究機構や同機構の運営するジェロントロジーネットワーク、国立障害者リハビリテーションセンター研究所、産業技術総合研究所、日本自動車研究所といった研究組織、トヨタ自動車・日産自動車をはじめとする有力企業等との共同研究も実施している。さらに外国機関との連携や交流もある。
人の生活の多くの面で生活支援工学は関わりがあり、それの研究開発の実践により社会を大きく変えていくことを目指しており、そのような意識のある学生諸君とともに活動をさらに活発化させていきたいと考えている。

研究分野・研究事例はこちら